鬼ごっこ協会が厳選した鬼ごっこ
鬼ごっこ博士 羽崎泰男
ドンジャンケン
古くから楽しまれていた鬼ごっこの線上鬼の一種で鬼ごっこの中にジャンケンを取り入れて、相手の陣地をとりに行くという陣取り鬼ごっこでもあります。一本の線上を動くというシンプルなだけにスピードが要求され、向かい合って進むことで闘争心も必要とされる鬼ごっこです。一方、ジャンケンという体力や運動能力に影響されないものにより勝ち負けがあり、年齢差を超えて楽しむことができます。
≪どんなふうにするの≫
(場所)屋内、屋外、狭い場所
(人数)2~10人
(内容)
・みんなが集まってどのような線を描くかを相談します。
・チームわけをして、それぞれに順番を決めます。
・1対1の場合は進むときは足の幅など、簡単に進めないような制限をつけます。
・チーム戦の場合は前に進むときも走ることができます。
・ジャンケンに勝てば、前に進むことができ相手の陣地に足を付ければ勝ちになります。
・線上を移動するときに足が完全に出てしまうとジャンケンで負けたことと同じになり、前に進むことはできません。
≪事前練習≫
・ジャンケンをチーム戦でしたり、足ジャンケンなど色々なジャンケンを楽しみます。
・移動しないで「ドン」「ジャンケン」を素早くできるようにします。
・複雑な線を描き、その上を落ちないように歩くことから徐々にスピードを上げて、走るところまでします。
≪遊びの極意≫
・どのような線を描くかが重要で、場所や人数を考慮して長さや曲線を使います。
・チーム線ではジャンケンの勝ち負けを素早く次のものに知らせることが大切です。
・勝敗がなかなか決まらない時は、適当なところで引き分けとします。
≪運動効果≫
・線の上を落ちないように走ることで平衡性を養います。
・向かい合って走って進み、適当な間合いで止まり「ドン」をすることで視覚を養います。