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鬼ごっこ協会が厳選した鬼ごっこ  

鬼ごっこ博士 羽崎泰男

手つなぎ鬼・絆鬼

一人鬼から鬼に捕まった子が子鬼となって鬼と協力して子を捕まえに行く、増やし鬼は数多くあります。その中でも子どもたちの知恵とも言いえるものに「絆鬼」があります。単に子鬼が増えていくのではなく、子鬼は手をつないでいき、最小単位は二人というルールで四人になれば二つに分離することができます。網で魚を捕まえるように手をつないだ鬼が声を出し合いながら子を追い詰めるように捕まえにいきます。

≪どんなふうにやるの≫
(場所)屋内(体育館のような周りに壁がある)、屋外(線や設置物により場所を限定)
(内容)
・鬼を決め、他は子となって散らばる。
・鬼は子を捕まえると手をつなぎ子を追いかける。
・三人まではひとつの線となって追い、四人になると二組になって子を追うことができます。
・手をつないだ仲間で協力をして子を捕まえにいき、全員が鬼になれば終了となります。
*ハンカチやタオルなどでつながることもできます。
*つないだ手が離れて捕まえることはできません。

≪事前練習≫
・増やし鬼を何度か繰り返し行う。
・どのような戦略をしたら子を捕まえやすいかを考える。
・手をつないで走る練習をする。

≪遊びの極意≫
・手をつなぐ時に動きやすい者同士で組むと追いかけやすい。
・大きな声を出して隅に追い込んだり、待ち伏せをしたりしながら個を捕まえにいく
・走るスピードや方向はみんなで共有することが大切となります。

≪運動効果≫
・スピードの変化やターンが多いことでバランスや足の筋力を強くします。
・ぶつからないように複雑な動きをするために空間認知を養います。
・限定されたエリアを使うので、動くルートを素早く判断する能力をつける。