鬼ごっこ協会が厳選した鬼ごっこ
鬼ごっこ博士 羽崎泰男
助け鬼
子ども達の知恵が随所に見える鬼ごっこの傑作ともいえるものです。氷鬼、色鬼,高鬼など昔から楽しまれてきており、いまだに人気があります。捕まってしまうと遊びに参加できなくなる要素を他の子が助けることにより、復活できるルールを作っています。助け方は多彩で、協力しながら、その楽しさと難しさを同時に味わうことができます。
≪どんなふうにやるの≫
(場所)屋外、自然の中
(人数)少数~多数
(内容)
・みんなで捕まったときの形と助けるときの方法を決めます。
・基本的には一人鬼(複数の鬼もあり)、鬼を決め、他の子は散ります。
-地蔵鬼の場合-
・鬼は子を捕まえに行き、捕まった子はお地蔵さんの格好をして固まります。
・子は逃げながら隙を見て、お地蔵さんになっているこの前で手を合わせて「ナンマイダー」を3回唱えてから、頭の上に手のひらを当てます。子はその瞬間に元に戻り、再び、遊びに参加できます。
・声を出しながら、助けられるお地蔵さんを知らせます。
・時間を決めて終了します。次の鬼はお地蔵さんになっている者から選びます。
≪事前練習≫
・一人鬼を積極的にできるようにします。
・みんなでお地蔵さんの格好をします。
・二人一組になりお地蔵さんと助ける子になり楽しみます。
≪遊びの極意≫
・助け鬼は種類がたくさんあるので色々なものに挑戦して、その違いを楽しみます。
・ルールをみんなで考え、参加意欲を高めます。
・場所や人数、年齢などによってルールを臨機応変に変化させる知恵を出しあう。
・鬼ごっこの中で出てくるポーズを分かりやすく演じていくことが楽しさを倍増します。
≪運動効果≫
・追う逃げることから全身運動
・ポーズを作るための表現力