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鬼ごっこ協会が厳選した鬼ごっこ  

鬼ごっこ博士 羽崎泰男

だるまさんがころんだ  

これほど楽しまれている鬼ごっこはないかもしれません。比較的新しく、似たようなものは世界各地で見られます。時間を「だるまさんがころんだ」に置き換えたり、子が捕まる方法や助ける方法などが他の鬼ごっことは違って、興味深いものです。老若男女がハンディなく参加でき、運動としても様々な効果が期待できるものです。

≪どんなふうにやるの≫
(場所)屋外、広い場所
(人数)5人~多数
(内容)
・鬼を一人決め、子は決められた場所にいます。
・鬼は木などに向かって「だるまさんがころんだ」と大きな声で言います。
・子はその間に鬼の方に動きます。
・鬼は「だるまさんがころんだ」を言った後に、振り向いて子が動いているかどうかを見ます。動いている子がいれば指などで指し、子は捕虜となって牢屋(捕まり処)に入ります。捕まった子は手をつないで延びていきます。
・子は鬼に見つからないように前進し、捕まって連なっている子の手を切るとみんなは一斉に逃げます。
・鬼は10(前もって決めておく)を数えてから「止まれ」と言います。逃げた子はそこで止まります。
・鬼は自分の位置から10歩でいけるところの子を捕まえます。
・捕まった子から次の鬼が決まります。

≪事前練習≫
・大きな声で「だるまさんがころんだ」を言う練習をします。
・「だるまさんがころんだ」を言う間に素早く動いて、止まる練習をします。
・なるべく遠くまで10歩で跳べるようにします。

≪遊びの極意≫
・「だるまさんがころんだ」以外の面白いことばを考えると遊びが盛り上がります。
・「だるまさんがころんだ」の言い方に変化を加えることで、動く子との駆け引きを楽しみます。

≪運動効果≫
・素早く動き止ることの繰り返しで、脚力を強くします。
・全体の動きを見て、自分の動きを考える判断力を養います。
・空間認知の力を養います。