鬼ごっこ協会が厳選した鬼ごっこ
鬼ごっこ博士 羽崎泰男
キズ鬼
鬼ごっこの特徴でもある一度捕まると鬼になってしまったり、牢屋に入れられたりすることが上げられます。もう少し子として逃げていたいと思ってもそうはいかないのが鬼ごっこです。そういう物足りなさを解決しているのがこの鬼ごっこで二回捕まってもまだ子として逃げることができます。ただ、タッチされた場所を押さえながら逃げなければならないという、子ども達の工夫が遊びを面白いものにしています。
≪どんなふうにするの≫
(場所)屋内、屋外、広さはフレックス
(人数)5~多数
(内容)
・鬼を決め他は子になって散らばります。
・一般的な一人鬼をしますが、子は鬼にタッチされたところ(体の一部)を片手で押さえながら逃げることができます。次に二回目をタッチされてもそこをもう片方の手で押さえながら逃げることができます。
・三回目にタッチされるとキズを押さえることができなくなり、鬼となります。
≪事前練習≫
・一般的な一人鬼をします。
・タッチ鬼をします。
・肩や背中など簡単な体の一箇所を押さえて走る練習をします。
・二箇所を押さえて走る練習をします。
・膝や尻などの難しい場所を押さえて走る練習をします。
≪遊びの極意≫
・二回まで捕まっても逃げることができるのは子にとってはラッキーなことです。しかし、タッチされた場所によっては逃げるのが厳しくなることがあります。鬼は走ることが厳しい体の場所に狙いを定めてタッチすることで子にプレッシャーを与えます。
・子は逃げることが厳しくなっても頑張って動き、あきらめないことが大事です。
・安全地帯を作ると無理なく遊ぶことができます。
≪運動効果≫
・手で押さえながら逃げるので、普段使わない筋肉を使うことができます。
・鬼はタッチする場所をしっかりと狙うことで認知感覚を養います。